2001年、桐朋学園大学演劇科の卒業生を母体に結成し、演劇プロデュ-スユニットとして活動を始める。 2006年春より、青年団リンクとしても活動する。2011年春より、青年団リンクから独立。劇団化。 劇作家・演出家・俳優の吉田小夏のオリジナル作品を上演するカンパニー。 劇場ならではの、肉声による日本語の音楽性にこだわり、 言葉と、身体の織り成す、繊細な味わいを大切にした対話劇が身上。 ペーソス溢れる緻密で物語性の高い戯曲と、糸を紡ぐように丁寧な演出は、演劇的空想力に溢れ、ふわりと時空を越える。 「4年間に渡る、ある一家の大晦日の夜」を定点観測のように描き出すなど、 終わりない日常の一部に独特の視点で光をあて、 一見平凡な日常生活に潜む哀愁や、 人生の儚さ、人間の逞しさなどを、そっと舞台上に浮かび上がらせる・・。 人間の営みへのあたたかい眼差しから生み出される作品群は観るものを選ばず、その瑞々しい劇世界は各方面で注目され、各賞を受賞している。